「さだまさし」の正しい理解のために ~さだまさしのちから~

 さて、今回のテーマは「さだまさし」です。

 
 実はですね、じぷたはさだまさしのファンなのです。
 いままで言ってませんでした。「はてなブログ」のプロフィールにも書いていません。

 

 

 

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 隠したかった訳ではなくてですね、自分の中では「さだ好き」であることが自然すぎて書くのをわすれてたって感じです。

 

 そんなじぷた的に思うのは・・・「さだまさし」への世間の評価が作品の質の高さのわりに評価されていない、ってことです。
 ファンとしては、もう少し世間的に正しく理解され、音楽としての良さを楽しんでいただきたいと思い、この記事を書くことにしました。

 さて、さだまさしの力を語る前に、彼の生い立ちを少し・・・。
 インターネットで検索すると山ほど出てきますので、ここではダイジェストで記します。
1 裕福な家庭に生まれる 3才でバイオリンを始める
2 父の事業が失敗し、豪邸から長屋に移り住む
3 小学生の頃、バイオリンの天才少年と呼ばれる 
4 中学1年生の時にバイオリンの修行のため、単身上京 
5 東京芸大付属高校や都立駒場高校芸術科を受験するも失敗
6 失意の中、国学院高校へ入学
7 国学院大学法学部に入学するも中退、ペンキ屋等でバイト生活
8 肝炎を発症し長崎の実家へ帰郷
9 親友とともにグレープを結成、翌年「雪の朝」でデビューするも全く売れず
10 「精霊流し」がヒット(オリコン2位)するも以降はジリ貧
11 グレープ解散、体調を崩し療養
12 ソロ活動開始、「案山子」等のヒットの後、「関白宣言」大ヒット

 ダイジェストと言いつつ、12ネタも書いてしまいました。ちなみにこの他にも、映画作製で35億円の負債を負ったりしてます。

 非常に浮き沈みの激しい人生です。

 天才と呼ばれていたのに高校受験失敗とか、デビュー曲が全く売れないけど「精霊流し」がオリコン2位とか、グレープ解散の後、体調まで悪くなりますが、ソロ開始後に「関白宣言」大ヒットとか。

 高校受験失敗なんて、かなり精神的に応えると思います。昭和の時代だし、中学生だし、一人暮らしだし。

 あれだけの有名人でありながら、さだまさしが謙虚さを保てるのは、プラスとマイナスを激しく繰り返す人生に起因しているのかもしれません。

 

 さて、さだまさしには黄金期と呼ばれる時期があります。
 何度かありますが、1970年代の終わりから1980年代の半ばまでが第1次黄金期ともいえる時期だと思います。

 現在多くの方がイメージしておられる、さだまさしの声、曲の多くはこの時期に発表されています。

 メジャーなところでは、大ヒットしてさだまさしを日本中の人に記憶させた「関白宣言」を始め、『防人の詩』、『案山子』、『主人公』、『道化師のソネット』などもこの時期に発表されたものです。

 どれも同じに聞こえる、なんとか宣言の人、なにを言っているのかわからない、右翼的、などなど。さだまさしの世間的評価については、悪いものとして、このような意見があります。

 
 しかし、まったく正しくありません。きちんと聞いていないのだろうと思います。
 内緒ですが、じぷたの周りには、さだまさしと南こうせつと勘違いしている高齢者が驚くほどいます。びっくりです。

 

 さて、少々時間が掛かりましたが、さだまさしの力について書いていきます。
 題して「『さだまさしの正しい理解のために』~さだまさしのちから~」です。では早速いってみましょう!

 

 さだまさしのちから ①歌詞の力
 アルバム「夢供養」の『まほろば』という曲の中で、このような歌詞があります。

 

「♬遠い明日しか見えない僕と 足元のぬかるみを 気に病む君と 結ぶ手と手の うつろさに 黙り黙った分かれ道♪」

「♬たとえば 君は 待つと 黒髪に霜の降るまで 待てると言ったが それは まるで宛名のない 手紙 ♪」

「♬二人を支える蜘蛛の糸 ゆらゆらと耐えかねて たわむ白糸 君を捨てるか 僕がきえるか いっそ二人で落ちようか♪」

「♬例えば 此処で 死ねると 叫んだ君の言葉は 必ず嘘ではない けれど 必ず本当でもない♪」

 

 じぷたは中学生の頃、この歌詞に心を刺されました。黒髪に霜の降るまで・・・のフレーズを聞いて、こんなことを思いつけることが信じられませんでした。
 ※後に万葉集からの引用であることを知りましたが、知識の豊富さにさらに感心しました。

 歌詞の意味を探求する価値があるのがさだまさしなのです。
 日本の有名大学の多くに「さだまさし研究会(通称:さだ研)」があります。サークル活動ではありますが、さだまさしの楽曲は、研究が趣味となりえることの証明でもあります。

 

 さだまさしのちから ②楽曲の力
 これは理屈で考えることもできますが、本質的には聞いてもらうのが一番だと思います。いかに心に刺さるメロディーを書けるか。メロディーメーカーとしての実力がとび抜けているのがさだまさしです。
 キャッチ―(聴いた人の心をつかむ)で、新鮮(似たものがないメロディー)で良質な楽曲がたくさんあります。

 とくに聞いていただきたいのは、『道化師のソネット』『主人公』『つゆのあとさき』等です。歌詞抜きでも十分に楽しめる、もっと言うと音楽だけで楽しめる曲です。

 メロディーは本能、歌詞は理性だと言われます。
 さだまさしを聞き始める方は、メロディーだけでも楽しめる曲からスタートすると、すんなりと「さだワールド」に入っていけると思います。

 

 さだまさしのちから ③視点の多様性
 歌(詩)というものは基本的に愛情表現なわけです。これはさだまさしも同様ですし、メロディーがない和歌であっても同様です。
 世の中の歌詞のある音楽のほとんどは、男女の愛情について歌ったものだと言えます。しかし、さだまさしの愛情の場面設定は多様です。

 フラれた相手への愛情、郷里への愛情、死んだ夫への愛情、配偶者への愛情、喫茶店を経営する知人への愛情、等非常に多種多様です。

 

 とくに『案山子』では兄から弟への愛情が描かれています。普通のアーティストではありえない設定ですよね。
 あらゆるものに愛を注いでいるところに、さだまさしのすごさがあります。
 ※『案山子』は楽曲も秀逸ですので、聞く価値は十分にある曲です。ぜひ聞いてみてください。

 

 まとめ
 さだまさしは深みのある歌詞、良質な楽曲、多様な視点を兼ね備えた曲を提供できるシンガーソングライターであると言えます。

 これまで毛嫌いしていた方、興味のなかった方、聴く価値が十分にあるアーティストですので一度聞いてみて下さい。おすすめです。

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