吹奏楽コンクール「金賞」とは何んなのか 金賞≒ベスト8説 ~その価値~

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 吹奏楽コンクールの季節がやってきました。早い地域ではすでに地区予選が始まっているところもあるようですね。

 みなさんの団体の吹奏楽コンクールの結果はどうでしたか。
 ゴールド金賞を受賞された方、おめでとうございました。

 
 
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全日本吹奏楽コンクール 金賞≒ベスト8説

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金賞団体の数は決まっていない 

 さて、コンクールの会場に行くと、吹奏楽未経験の保護者さんから「金賞ってなんですか」と聞かれることがあります。

 コンクールや金・銀・銅の表彰制度や金賞の価値について説明するわけですが、あんまりピンときてもらえないというか、なんというか・・・困られてしまうのです。

 金銀銅が1位、2位、3位ではないことを説明した後、たいていは・・・

**************
Aさん「それじゃーさ、金賞の受賞団体って、いくつぐらい出るの?」

じぷた「金銀銅の比率は、だいたい1:2:1ぐらいになると思うよ」

Aさん「それじゃー、全体の1/4が金賞になるってこと?」

じぷた「あくまでも比率は概ねってことなので、比率よりも金賞が多い年もあれば少ない年もある」
  
Aさん「比率はあんまり関係ないってこと?年によって銅賞が多いとか少ないとか・・・まじ?」

じぷた「真面っス」

Aさん「で、金賞とったらどうなるの」

じぷた「金賞の中の上位の数団体が代表となって上の大会に出場する。だから金賞をとっても必ず上の大会の代表に選ばれるわけではない。『だめ金』って言葉もあるし。そもそも上の大会につながってない部門もあるけど、そこでも金銀銅はある」

Aさん「じゃ金賞の意味ってなによ」

じぷた「んー、よい評価を受けたってことかな」

Aさん「・・・」
**************

 

 幾度となくこんな会話をしてきたわけですが、数年前から「金賞≒ベスト8」と説明することにしています。

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金賞≒ベスト8説

 運動部にも色々なレベルの大会がありますよね。地区予選とか県大会とか全国大会とか。

 競技を問わず、大会のレベルを問わず、ベスト8ともなれば、一般的に言って参加者の目標達成感としては十分なものですし、ベスト8に入るための戦いともなれば、厳しいものだとだれもが思います。

 競技や大会によっては、ベスト8が来年度のシード権とつながる場合もありますよね。

 つまり「ベスト8」とは「参加者の目標達成感を満たし、関係者からは次年度の戦績も良いと推察してもらえる評価」だと言えます。

 そしてこの点が「(地区予選や県大会等を含む)全日本吹奏楽コンクールでの金賞」と似ている、というかほぼ同じではないかと思うのです。

 だから「金賞≒ベスト8」。
 金賞受賞団体が10団体あったとしても「ベスト8」。

 皆さんも「金賞ってなによ」って聞かれたときには迷わず「ベスト8みたいなもんだと思っていいですよー」と答えて下さい。

まとめ ハンパない凝縮感こそ吹奏楽コンクールの特徴

 さて、先ほど「ベスト8みたいなもの」と言いました。

 なぜ純粋なイコールではないのか。運動部と文化部の違いとか、競技と芸術の違いとかが根本ではありません。

 それはベスト8をかけた戦い(演奏)が10分ちょいで終わるという「凝縮感」がある点です。
 この「ハンパない凝縮感」こそが金賞を特徴づけるものであると思います。

 音楽は絵画や書道のように時間をとって審査できるものではありません。瞬間の芸術と呼ばれるものなのです。

 試合時間が10分程度というのは、普通のスポーツではほとんどないと思います。

 大抵スポーツでは、ベスト8まで勝ち進むために、大会の規模にもよりますが、3~4試合はこなさなければならないでしょう。

 ところが吹奏楽コンクールときたら、10分程度で一発勝負。しかも瞬間の芸術。
 ベスト8に入れるかどうかが約10分間で決まるってことですね。凝縮感がハンパないです。

 つまり、外部からの評価、参加者自身のこの1年間の活動に対する満足感、超絶な凝縮感、それが一体となって、ベスト8と合体したものが「金賞」なのです。
 だから中高生の参加者は金賞をめざします。目標とするだけの価値があるからです。

 「金賞を目指す」ということは「青春そのもの」でもあるのです。どんどん目指して下さい。
 みんながんばれ。

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