光GENJIがもたらしたもの ~多人数グループというアイドルの新しい形態~

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今回のテーマは光GENJI

 40代半ばのじぷたですが、光GENJIが現れたころは中学生。いかにも女の子たちが好きそうな、かわいげな男の子たちがステージにわんさかいます。さらにローラースケート履いてます。しかもほとんどのメンバーが半裸です。

 これは、いったい何?

 光GENJIを初めて見た私は少々びっくりしたもんです。

 最初画面で見たときにはびっくりして終わってしましたが、その後、光GENJIの快進撃はつづきます。大ヒット連発、(ザ・ベストテン等で)初登場第一位あたりまえ、トンガリコーンのCM炸裂、僕のポテトはチンチンチン等・・・まさに時代は光GENJIって感じでした。

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楽曲の良さも見逃せない!

 楽曲の良さも見逃せません。デビュー曲の『STAR LIGHT』から『ガラスの十代』『パラダイス銀河』まで、大ヒットした曲は「チャゲ&飛鳥」(又は飛鳥涼)の作曲です。湿り気のある悲しい曲から底抜けに明るい曲まで、曲調も幅広いです。
 いずれもノリがいいので、平成30年の今日、カラオケで光GENJIメドレー歌ってもカラオケボックス内が冷え込むことはないでしょう。
 本当の意味でのスーパーアイドルでした。

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光GENJIが提示した新しいアイドルの形

 良い曲を甘々フェイスの男の子が歌う、これだけでも十分にアイドルとして成立なわけですが、光GENJIの登場によって、新しいアイドルの形が提示されました。

 それは「多人数グループ」というアイドルの形態です。この新しい形態の提示こそが光GENJIの最大の功績だと考えます。

最大の特徴は音楽的一体感

  ではアイドル(単独)とアイドル(多人数グループ)では何が違うのか。

 最大の違いは、歌に合唱感が生まれることです。
 少し平たく言うと「多人数で声を合わせて歌うことにより、音楽的一体感を聞くものに感じさせるようになる」ってことです。

 単独アイドルは一人なので一体感を醸し出すことはできません。もともとひとりなので。一体感というのは人が複数いる場合にしか出せません。

光GENJIなら7人もいる

 同じメロディーでもソロと7人のユニゾンでは音楽的一体感や人を引き付けるパワーが全然違います。
 それこそが多人数グループの良いところであり、そのパイオニアが光GENJIだといえます。モーニング娘。やAKB48はその流れを汲んでいるといえるでしょう。

 とくにAKB系列を聞いていただければ実感できると思うのですが、多人数のユニゾンはやっぱり強烈なパワーがあります。聞くものをぐりんぐりんに引き回します。歌の上手下手を超越してパワーが炸裂します。

 そのパワーを前面に打ち出したのが光GENJI。
 ちなみに一足先におにゃん子クラブが活躍していますが、おニャン子はソロの集合体だと理解いてもらえば話が早いです。人数がいる割に合唱感を感じさせてくれません。

 

もう一つの特徴 ローラースケート

 ついでにいっておきますと、光GENJIの特徴としてローラースケートとハードなダンスがありますが、大人数でダンスを踊ること自体が人をひきつけます。そして、集団であるがゆえにモッサリしがちな移動をローラースケートによるスピード感が打ち消します。
 光GENJIすごいですね。
 ※というかジャニーズ事務所のプロデュース力がすごかったのかも。

 多人数アイドルの利点を逃さず活用し、ローラースケートという目新しいアイテムを導入することにより弱点をカバーする。
 こんなに考えられていたなんて、今、考察するまで気がつきませんでした。

裏のおすすめは『太陽がいっぱい』名曲です!

 さてさて、そんなスーパーアイドル光GENJIが解散して長い時間がたちました。しかしレンタル屋で探せばDVDも手に入ると思います。時間を見つけてご覧いただければと思います。
 そこを覗いていただければ、きっと、昭和のほんまもんアイドルが音楽的一体感のある歌声やスピード感満点のステージを見せてくれることでしょう。

 
 最後に一つ。
 じぷた的に光GENJI最大の名曲は『太陽がいっぱい』です。
 作曲者は大江千里ですが、大江千里的さわやかさとスピード感、光GENJIがもつ合唱感が融合して、さく裂してます。もし光GENJIでCDを聞かれるのであれば、最初期の3曲だけでなく、ぜひ『太陽がいっぱい』もどうぞ。おすすめです。

 

 

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