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吹奏楽コンクールまであとわずか!あと一歩を整える練習方法(スケジュールの変更と転調への対応が重要)

 こんにちは、じぷたです

 さて、吹奏楽コンクール本番直前のなった皆さんのバンドは、仕上がり具合はどうですか?

 

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本番直前、どんなバンドでも時間が足りなくなりますよね。

 本番直前ともなると、仕上がりのいいバンドであっても、演奏に不安要素を抱えているバンドであっても、どちらであっても時間はいくらでも欲しいですよね。

 「もう仕上がってるからコンディション維持のために本日休み!」なんてスケジュールを組めるのは、相当に胆の据わった指導者か、投げちゃってる指導者かのどちらかです。


 私のように普通且つ細めの胆しかもっていない人間は「今日は軽めの練習で行きまーす」と言いながら、ついつい地獄のような特訓になだれ込んでしまったりします。
 
 この時期の時間は本当に足りなく感じてしまいますよね。
 それでは自戒の意味も含めて、あと一歩を整えるポイントを書いていきたいと思います。

  

 前回、金賞をとるためのポイント紹介の記事をアップしましたが、その続編となります。よろしければ前回記事もどうぞ。 

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 良い顧問がいるバンドや練習方法が確立しているバンドは読む必要はありませんので、ご承知願います。

 それから、あくまでも「短時間で効果がでる」ってことに絞って書きます。「こんなことしっとるわ!!(怒)」ってことでも、あえて書いていますので、その点ご容赦願います。

 

 それでは行ってみましょう。「あと一歩を整える練習方法」です。

 

 

 

1 効率のよい練習スケジュール


(1)全体合奏から始め、全体合奏で終わる。ただし短時間で終わること。


①演奏する上で一番コンディションが厳しい、吹き始めの時間帯の実力を確認します。

②どの部分ができていて、どの部分を修正するべきかを把握します。

③分奏により、どの部分の修正するか指示します。

④分奏後に全体合奏を行い、修正できているか確認します。

※すべてのパートを分奏に呼ぶ必要ありません。
※分奏への参加が不要なパートは、もちろんパート練習をしますが、場合によっては個人練習をしたり、分奏の指揮を担当したり、分奏の聴衆になったり、休憩したりするのもありです。

 

(2)分奏を中心として曲を仕上げていく。


①分奏は目的に応じて参加パートを決めて下さい。

②一番いけないのは、木管金管、打楽器という杓子定規な編成で分奏を行うことです。あくまで、合奏で浮かび上がった問題点を修正していくために分奏を行うことが大切です。

③分奏は1回と決める必要はありません。短時間で2回行うのもありです。例えば違う組み合わせの分奏を2セットやることもよいと思います。また、パートを分割して組み合わせるのも大変良いです。

④分奏にも指導者を置く方がよいです。指揮者に入ってもらったり、分奏から外れた人に入ってもらうと効率が上がります。

 

 

(3)「全体合奏=1番大切=しかし1番効率の悪い練習」


①なぜ1番大切なのか?

→指揮者の思いを全体に直接伝えることができるから。

②なぜ、効率が悪いのか?

→それは、奏者の平均演奏時間が一番短いから。

 

 効率的な合奏練習が大切と一般的に言われますが、合奏練習を効率的に行える指導者は多くありません。それほど難しいことなのです。
 
 指導者の能力によらずに合奏の効率性をあげるには、システムを合理化することが重要です。
 分奏により細かいところ仕上げてから合奏に臨むことによって、それは可能なのです。
 

 

2 転調をきっちりこなす

(1)転調部分には注意が必要


 自分たちの演奏録音を聞くと、急に安定感がなくなる場面がありませんか。

 下手ではないんだけど、なんだか演奏が苦しそうに聞こえるとか、難しいパッセージではないはずなのに下手に聞こえるとか。

 

 そんな部分は・・・ひょっとして転調していませんか。
 いや、厳密にいうと作曲者が「自然な転調」を表現するために、転調する前から転調風味を匂わせている場面ではないですか?

 転調後の風味を出してんのに、今までと同じピッチで吹いていたら、やっぱりきれいに聞こえません。安定感が急に消えるのもピッチが「ある意味」狂っているからなんです。

 

 (2)ハーモニーデレクタ―で問題解決

 

  さて、そこで真打登場です。
 出ましたハーモニーデレクタ―。

 この魔法のキーボードではすべての調で純正率の音を鳴らすことができます。スコアから転調後の調を探り、純正調のピッチをハーモニーデレクタ―で1音、1音取り直す作業を行います。

 ちなみに、全体を把握するフルスコアはもちろん重要ですが、曲のエッセンスをグループ毎にまとめなおしたコンデンススコアをフルスコアに併せて使うと、この作業に便利です。

 

 具体的には・・・
 指導者がハーモニーデレクタ―で音鳴らす → 楽器でその音を出させる
 ・・・これを繰り返していきます。

  この作業は転調の関連しない場面でも力を発揮します。しっくりこないとか、なんだか上手に聞こえないという部分を1音、1音取り直していくと、あっという間に演奏が良くなります。

 

 ハーモニーデレクタ―は高価な機械ですが、その価値は十分にあります。じぷたは個人で購入したいくらいです。

 高価とは言っても、バンドに1台はあると思いますので、積極的に活用してみましょう。分奏やパートでも使用した方が、もちろん良いです。

 

 作業の初めは、時間がかかって絶望的な気分になります。永遠に終わらないような気持ちになることもあります。

 しかし、必ず終わります。
 しかも、やっているうちに加速度的に作業が早く進むようになります。間違いありません。

 ハーモニーデレクタ―を積極的に使いましょう。使う価値は十分にあると保証します。

 

3 おわりに

 さて、ここまでコンクール直前の効果的な練習方法について書きました。
 コンクールは、人生の中でもほぼあり得ない環境の中で行われます。あと一歩、さらに一歩と高みを求めることで、この経験はより思い入れが深いものとなるはずです。

 

 コンクールに参加するすべての人が、有意義な経験と良い思い出を残されることを心の底から願っています。残り少ない時間ですが皆さん頑張って下さい。

 

 

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