ビールにまつわるストーリー 思い出のキリンビール

 今回のテーマはビールです。

 

 さて、昔々の大昔。それはじぷたが小学生の頃でありました。

 普段は台所のテーブルで食事をとっていますが、家族のイベントがあると居間に食事を運び、座敷に座ってテレビを見ながらゆっくり晩御飯を食べることがありました。

 テレビといっても子ども達にチャンネルの選択権は無く、NHKのニュースを見終わった後、ようやくバラエティをみることができる程度です。
 当時のニュースではロッキード事件ということばが頻繁に流れていたのを覚えています。昭和50年代のお話です。

 

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                                       キリンクラッシックラガー 500ml

 

 

  一杯呑んで気持ちよくなった父は、ニュースの後の連想ゲームを見ています。
 食卓には父の飲み残しのビールがありました。
  じぷたが「ビールってどんな味なん?」と尋ねると「舐めてみーや」、と父。

 

 指先でぺろんと舐めてみましたが、ぬるいビールが苦いわ臭いわで激マズでした。ぬるい分、余計に味を感じるというか。
 なんでこんなものを飲むのか理解できないと思うじぷたでした。

 ちなみに銘柄は「キリンビール」。今では「キリンクラシックラガー」という名前で引き継がれていますね。
 

 当時は、お盆に親戚がやってくると、呑べのおじさんに昼からビールが出されます。
 飲酒そのものに対して、世間的におおらかな時代だったといえるでしょう。

 その時代が良かったとは思いませんが、飲酒を取り巻く環境は急速に変化したんだなあと思います。

 

 さて時は流れて、今は令和元年のじぷた40代。
 私がビールを飲み始めたころはスーパードライが全盛期。酒の味がわかるようになって、「モルツ」「エビス」などを試すようになり、今では第三のビールである「のどごし生」を日常的に飲んでいます。

 

 では、ちょっと日常から外れた日には何を飲むかと言いますと・・・「キリンクラシックラガー」なわけです。

 年齢も40代に突入しますと、「言葉にして生きている誰かに伝えなければならない程ではないけど、なんとなく、死んだおばあちゃんやお母ちゃんに心の中で伝えたいこと」的な事件に遭遇したり、思いが生じたりすることがあるじゃないですか。
 ※ちなみに父は健在なので、言いたいことがあれば言葉で伝えます。

 

 そんなときに、生前のおばあちゃんやお母ちゃんのことを想起させるのが、じぷたにとってはロッキード事件であり、連想ゲームであり、ぬるいビールの味なのです。

 ぬるいビール、それこそが昭和50年代の少年期、家族全員が元気であった時代のじぷた的象徴なのだと気づきました。

 だから私は「キリンクラシックラガー」を呑む。心の中でつぶやきたいときに呑む。
 苦味の強さが昭和らしさですね。

 

 最近は甘いお酒が流行りですが、たまには苦さが売りの「キリンクラシックラガー」もいいですよ。昭和の思い出とともに味わってみてはいかがでしょう。

 

 ・・・しかしながら、1年くらい前からでしょうか。キリンクラッシックラガーから苦味が少なくなったように思います。じぷたの味覚が変わってしまったのでしょうか。

 でもですね、キリンクラシックラガーにはもう一つの特徴があるんです。

 それはデザイン。
 缶の色合い、ラベルのレトロ感がもう抜群に昭和です。

 

 特に缶の色は独特のクリーム色で、地味すぎて印象に残っているというか、現代では他に使っている商品がない色というか、当時の「キリンビール」を想起させるのに十分なパワーを発揮しています。

 最近は、味がちょっと違うなーと思いつつ、デザイン性も含めてキリンクラシックラガーを飲んでいます。

 

 未成年の飲酒は法律で禁じられています。本文は未成年の飲酒を薦めるものではありません。

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